せるてむの凹凸でいりー

発達障害を抱えた人間の日々を紡いでいく

さらば、honto with

提供されるサービスが、常に提供され続けるとは限らないものです。つい先日、2024年5月31日をもって、honto withのサービスが終了してしまいました。

 

ご存じでない方に向けに、honto withをざっくりご説明すると、本のネット販売の他に、提携している書店のリアル店舗の在庫を検索したりする事ができたサービスです。このサービスの良かった点は、先に挙げた通り、購入を検討している本の在庫が確認できる事と、丸善ジュンク堂では、探している本が置いてある棚まで案内もしてくれると言う優れもの。

今時の書店の場合、多くは店頭に在庫確認と、在庫があれば置かれている棚を案内してくれる端末が設置されています。ですが、その端末の挙動が思っているよりもゆっくりだったり、特に複数の購入を検討している場合は、1冊毎に最初から入力をしなおさなければならないので、便利なようで不便な所を感じています。ですが、honto withの場合は、事前に在庫検索からリストアップと棚の案内まで、自身の端末でスピーディーに完結します。自身の端末で完結する所がやはりポイントで、暇な時間に検索をかけ探しておく事ができ、店頭へ足を運んだ際も、順番待ち等に左右されず、スムーズかつ自由に買い物をする事ができるのがとても気にっていました、

本の購入は、その人によってネットかリアルかで二分されるかと思います。

僕の場合、多くはまずネットで事前に調べられる事は調べ、その後はリアル店舗で実際の本の中身を全体的に目を通し、購入に足ると判断した場合は、そのまま購入に至るといった、デジタルだけどアナログな購入方法です。移動に掛かる交通費は、実物の全体を確認できる情報料として割り切っています。とはいえ、そう頻繁に通えるほどお財布に余裕がある訳でもない為、必然的に大型書店へ行く機会は限られ、1回の買い物で購入する本も複数になりがち。なので、honto withは大変重宝したものです。過去にも投稿したように、僕の場合、書店は癒しを感じる空間でもあるので、大抵の書店で置いてあるであろうマンガや、自分の検索だけでは目にすることのできなかった物や新商品を探したり、ストレス解消にウィンドウショッピングがてら、近場の書店へ行く事もそれなりにあります。それでも多くは、実物の中身を確認すると言うステップは変わりません。

ネットで購入をしようとする場合、例えばAmazon等で表示されるサンプルだと、基本的に冒頭の極一部だけが殆どなので、中腹や終盤の内容は自分の求めている本なのか、僕の場合は、判断をしきれない事が往々にしてあります。逆に、冒頭はなにか違っている気がしても全体に目を通してみると、購入に足ると思える本であったりする事もあるので、実物に目を通すと言う事を非常に重視しています。また、リアル書店が無くならない様にリアル書店を応援したい側面もあるので、本はなるべくリアル書店で購入する事が多いです。なのでネットで購入する場合は、中身を確認する必要が殆ど無く、どうしてもリアル書店に在庫が無い場合に限られます。電子書籍に関しては、利便性に強く惹かれるところがあり、一時は電子書籍で購入した物もありますが、やはり紙ベースを好む所が強いため、電子書籍自体も結局は購入をしなくなりました。同じように考える人が多く、店頭の在庫検索に使われることがほとんどで、honto自体で購入される事は延びなかったため、サービスが終了してしまったのかもしれませんね。

 

今後については、丸善ジュンク堂は後継となるサービスを開始するとの事なので、とりあえず一安心。が、店頭在庫検索サービス開始は7月との事なので、6月はぽっかり空白期間に。6月は、過去購入した本を再び読み返すのを中心に、ふらっと立ち寄った書店で偶然見かけ気にいった物の購入のみになりそうです。